子どもの歯を強くする!おすすめの食品とは?
こんにちは。
足立区西新井大師西駅が最寄りの「西新井クローバー歯科」です。
お子さまの歯を強くするために「カルシウムをとらせなきゃ!」と奮闘されている方が多くいらっしゃると思います。
丈夫な歯を育てるためにカルシウムは必要ですが、カルシウムだけを摂っていれば安心、というわけではありません。
日々の食事の中で、カルシウム以外の栄養素もバランスよく摂取することが大切です。
この時期、積極的に取り入れたい食品には、どんなものがあるでしょうか?
カルシウムは歯の主成分ですので、毎日欠かさず摂取していただきたいもの。
日本の水は軟水でミネラル成分が少ないという背景もあって、現代日本に暮らしていると慢性的にカルシウム不足になりやすいという特徴があります。
3回の食事で十分なカルシウムを摂取することが難しい場合は、おやつの時間にカルシウムを補うようにしませんか?
乳製品や小魚、大豆製品や海藻類などにもカルシウムが豊富に含まれています。
ジュースではなく牛乳、スナック菓子ではなくチーズや小魚をおやつに与えるようにしてはいかがでしょうか。
カルシウムと同時に摂取していただきたいのがビタミンDです。
キノコ類や魚に含まれるビタミンDは、腸で吸収したカルシウムを歯に届ける役割があります。
つまり、カルシウムの吸収を効果的にする働きがあるのです。
干したしいたけは機械乾燥タイプではなく「天日干し」のものを選ぶと、よりビタミンDが豊富です。食べる直前にしいたけを日光浴させれば、ビタミンDが約10倍にも増加しますので、ぜひやってみてください。
もちろん、ビタミンD以外のビタミン類も、歯にとって大切な栄養素です。
レバーやホウレンソウなどに含まれるビタミンAはエナメル質の形成に、ピーマンやじゃがいも、さつまいもなどに含まれるビタミンCは象牙質の形成に必要です。
お野菜嫌いのお子さんには、苦みや酸味を取り除いたり、見た目にわからないほど細かく切ったりするなどの工夫をしてあげるといいですね。
「お野菜入りミートボールのトマト煮込み」は加熱することで野菜の苦みや酸味が和らぎ、スープに溶けだした栄養素もすべて摂ることができるのでおすすめです。
歯の健康を維持するためには、歯を強くするのはもちろんですが、土台となる歯ぐきを強くしなければいけません。
家を建てる際に基礎工事が重要になるように、強い土台(歯ぐき)を作っておかないと、上にあるもの(歯)がぐらついてしまうことに。
歯ぐきの主成分はコラーゲンです。コラーゲンの生成には、タンパク質とビタミンが必要です。
タンパク質は肉や魚だけではなく、たまごや大豆製品、乳製品にも含まれますので、ひとつの食材に偏らないように、色々な食材から摂るようにしましょう。
ビタミンと同時に摂ることで効果的に吸収されますので、お肉やお魚料理には、お野菜もプラスしましょう。
お肉とお野菜を一緒に牛乳で煮込んだ「クリームシチュー」は、タンパク質とビタミンだけでなくカルシウムも同時に摂れるのでおすすめです。
必要な栄養素についてお話しましたが、一度の食事でバランスよく摂れていなくても、数回の中で調整すれば問題ありません。
お子さまが苦手な食品があったら無理に食べさせるのではなく、同じ栄養素を含む他の食品を提案したり、調理法を変えてみたり、楽しく食べられるよう工夫してあげましょう。
乳幼児期の食習慣は、永久歯を丈夫に育てることに深く関係します。
「西新井クローバー歯科」では、ご希望があれば、強い歯を育てるために、お子さまの年齢別の「正しい食習慣」についてアドバイスいたします。
お子さまの食習慣について何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。