むし歯の予防や歯の
クリーニングをしていますか?
むし歯や歯周病の予防ケア
予防・クリーニングの
メリット
天然の歯を維持するメリット
歯は治療することはできますが、削ったり、抜いたりした歯は元には戻りません。
予防ケアを続けていくと、シニアになってもご自分の歯が残る確率が上がります。もし、歯がなくなってしまっても、入れ歯やインプラントという選択肢もありますが、天然の歯に勝るものはありません。義歯を作るためには費用も掛かります。
そのため、自分の歯で会話や食事を楽しむことができるということは、生活の質や金銭面においても大きなメリットです。
全身の健康管理にも役立つ
歯周病が悪化すると、歯周病菌が血液を介して「脳血管疾患」「心疾患」「糖尿病」などの全身に悪影響を及ぼすことが分かっています。特に、歯周病と糖尿病の関係は密接です。
定期検診やご家庭で予防ケアを行って、歯周病予防をすることは、お口の健康と全身の健康管理に役立ちます。
また、若い方にもむし歯や歯周病の影響はあり、特に妊婦さんのむし歯や歯周病は赤ちゃんへの影響も懸念されるため、妊娠中の歯科検診は欠かさずに受けましょう。
定期検診で行うこと
定期検診では、むし歯や歯周病の進行をチェックすることはもちろん、専用の機械を使った「スケーリング」や「PMTC」などのお口の清掃を行います。
歯科衛生士が歯垢や歯石のクリーニングを行い、歯をきれいにしますので定期的に受診してください。
また、ご家庭でもきれいな歯を維持できるように、患者さまにあったブラッシング方法をアドバイスします。日々のケアにご活用ください。
家族で行う予防ケアの
ポイント
お子さんの仕上げ磨き
小学生になるとお子さんに歯磨きを任せてしまいがちですが、生えたばかりの永久歯はまだ歯質が弱く、歯が生え変わる時期はむし歯や歯肉炎になりやすいといえます。
できれば小学校3~4年くらいまで、保護者の方が仕上げ磨きをしてあげてください。
月1回の歯ブラシの交換
毛先が開いた歯ブラシでブラッシングしても、十分な効果が期待できません。そのため、月に1度は家族みんな新しい歯ブラシに交換して、効率的に汚れを落としましょう。
また、歯ブラシの頭の部分が大きすぎても磨きにくくなってしまうため、歯ブラシを交換する際には「お口のサイズに合った歯ブラシ」を選ぶことも大切です。
ブラシの毛の硬さは、基本的に「ふつう」を選びます。磨き残しが多いと感じる場合は硬めの毛もおすすめです。「やわらかい」歯ブラシは、歯ぐきが弱くなっているときに使います。